斎藤長三は、明治43年に酒田市漆曽根に生まれました。その後昭和4年に上京、東京高等工芸学校(旧制)に入学します。その在学中、独立美術協会第1回展より出品し、第5回独立展ではD賞を受賞、以後同会を中心に活動されました。特に風景画のジャンルでは高い評価を受けています。また、制作のかたわら武蔵野美術大学、日本大学等で教職にもつかれました。
斎藤長三氏は平成6年にお亡くなりになりましたが、その後ご遺族のお申し出により初期から晩年にいたる油彩画72点を市にご寄贈いただきました。また、平成9年10月には酒田市特別功労表彰を受けています。美術館では、常設展示として順次展観していきます。